大分県済生会日田病院

大分県済生会日田病院-トップ大分県済生会日田病院-概要外来診療のご案内入院のご案内診療科・部署紹介交通のご案内

HOME医師臨床研修と採用情報初期・後期研修医募集>臨床研修カリキュラム

大分県済生会日田病院群 臨床研修カリキュラム

1.到達目標

【一般目標】
2年間の研修目的について確認し、当研修プログラムの概略を理解する。
院内の各種基準、システムについて理解する。
医療・介護・福祉・保健の現場が、多種多様な職種によって成り立っていることを理解する。
【行動目標】
医療人として必要な基本姿勢・態度を身につける。
当研修プログラムについて理解し、自己目標を設定できる。
病院および研修関連施設の見学を行い、その概要を説明できる。
患者体験を行い、患者の視点から病院業務について評価し、改善を指示できる。
病院内の主要職場について簡単な業務を体験し、その内容について理解する。
地域のケア会議に参加し、関係職種の業務について理解する。
職種との合同教育プログラムに参加し、他職種とともに討論できる。
保健医療法規、医療保険制度、および保険医療養担当規則について説明を受け、その概要を述べられる。
安全管理のための院内マニュアル、院内感染対策基準について説明を受け、それを診療の指針にできる。
オーダリングシステムについてオリエンテーションを受け、その基本操作ができる。

2.臨床研修
1)基本的診療能力(各科共通)

1)基本的診療能力(各科共通)
【一般目標】
すべての科において受け持ち医として求められる臨床能力を身につける。
また患者を単なる病院だけでなく地域、家族、労働との関係において全人的に理解し、倫理や人権に配慮して診療にあたるための能力、態度を身につける。
【行動目標】
良好な患者-医師関係を構築し、かつ診療に必要な情報を得るための医療面接を実施できる。
身体診察法について学び、実施できる。
POSによる診療記録、各種診断書や書類を遅滞なく的確に記載できる。
基本的検査について、計画・指示・実施あるいは利用・結果の解釈ができる。
基本的手法について、経験し実施できる。
基本的薬剤について学び、適切に処方または使用できる。
食事・安静などの基本的指示ができる。
患者や家族に、わかりやすく説明ができる。
鑑別診断ができ、必要に応じ適切に検査や治療の変更・追加ができる。
指導医や専門医にタイミング良く的確にコンサルタントできる。
文献収集を行い、科学的根拠に基づく医療を実践できる
臨床論理、インフォームドコンセントに基づく医療を実践できる。
臨死時の対応を経験し、剖検の申し込み、剖検の立ち会いができる。
病棟カンファレンス、ケースカンファレンス、臨床病理カンファレンスに参加し、自ら症例呈示ができる。


2)内科

2)内科
【一般目標】
内科受け持ち医として、各疾患分野の専門的診断・治療を経験し、幅広い鑑別能力を養うとともに、複数の疾患や合併症の存在、労働や生活習慣と疾病との関連、高齢者における老化など、多様な生物化学・社会的・心理的背景をもった患者の問題解決にあたり、総合的診療能力を身につけることを目標とする。
■循環器疾患
【経験すべき主要疾患】
心不全・狭心症・心筋梗塞・心筋症・不整脈(主要な頻派性、徐脈性不整脈)・弁膜症(僧帽弁、大病脈弁膜症)・動脈疾患(動脈硬化症、動脈瘤、大動脈瘤解離)・静脈/リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)・高血圧症(本態性、二次性高血圧症)・肺塞栓
【行動目標】
患者の自覚症状の聴取と理学的所見から、原因となる心疾患の推定ができる力を身につける。
心不全の病態生理を理解し、原因の鑑別診断・治療の実際を身につける。
安静度・食事・薬物療法・手術適応
虚血性心疾患の診断と治療を身につける。
胸部症状の特徴・検査計画と結果の理解・薬物療法・カテーテル治療と外科的治療の適応・冠危険因子に対する対応
不整脈の診断、危険な不整脈の判定、治療を身につける。
薬物療法、電気生理学的検査、カテーテルアブレーション、ペースメーカー治療の適応・薬物療法の実際。
高血圧の病体生理を理解し、診断・治療の実際を身につける。
2次性高血圧の鑑別診断、治療・本能性高血圧の薬物療法、食事、生活指導
循環器救命救急医療における初期治療を身につける。
ショック、狭心症、急性大動脈解離、急性動脈閉塞、致死的不整脈
■呼吸器疾患
【経験すべき主要疾患】
呼吸不全・呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)・閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症、慢性肺気腫)・肺循環障害(肺塞栓、肺梗塞)・異常呼吸(過換気症候群)・胸膜・縦隔・横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)・肺癌
【行動目標】
呼吸困難の鑑別診断を身につける。
臨床症状の把握・検査所見の理解(胸部レントゲン、血液ガス分析)
慢性閉塞性肺疾患COPDの診断と治療を身につける。
慢性呼吸不全の診断・治療・肺理学療法・NIPPVの適応・生活指導
急性呼吸不全の診断と治療を身につける。
気道確保・気管内挿管、気管切開の適応と手技
肺炎の鑑別診断と治療を身につける。
血液検査結果の評価・喀痰の細菌学的検査の解釈
胸部レントゲン所見の読影
肺結核の診断を身につける。
胸部レントゲン、CT所見の特徴・結核菌検出法・入院適応の理解
気胸の診断と治療を身につける。
穿刺脱気療法・持続脱気療法・手術適応
胸水貯留と胸膜炎の鑑別診断と治療を身につける。
胸空穿刺・胸水の評価・胸膜生検・胸腔鏡
肺癌の診断と治療を身につける。
喫煙などのリスクの理解・特徴的症状の理解・画像診断・化学療法、放射線療法と手術の適応・末期医療病理学的検査
気管支喘息急性増悪の治療と慢性期管理を身につける
環境整備・薬物療法・日常生活の指導
■消化器疾患
【経験すべき主要疾患】
食道・胃・十二指腸疾患(食道靜脈瘤、胃癌、消化性潰瘊、胃、十二指腸炎)・小腸・大腸疾患(イレウス、虫垂炎、痔核・痔瘻)胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)・肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害・薬物性肝障害)・膵臓疾患(急性・慢性膵炎)・横隔膜・腹壁・腹膜疾患(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
【消化器内科の目標】
医師として日々の診療で頻繁に出くわす消化器症状に対し、初期対応が可能となるための基本的診療能力(知識、態度、習慣、技能)を身につける。
【行動目標】
患者・家族に誠実に接することが出来る。
医師・患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントが実施できる。
医療チームの一因として、コミュニケーションが取れる。
指導医への報告・相談・連絡を的確にする。
臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBMの実践ができる)。
腹部をはじめ、患者の基本的な身体診察ができる。
症状や理学的所見に応じて諸検査(血液生化学検査、検尿、単純X線撮影、超音波検査、CT,MRI、内視鏡検査など)の必要性と適応を判断し、適切に指示が出来る。
またその結果を正しく評価出来る。
腹部超音波検査の基本的技術および診断法を身につける。
腹痛患者の診察、原因検索、初期対応が出来る。
嘔気嘔吐や下痢を訴える患者に対して、診断および治療ができる。
消化管出血(吐血・下血)患者に対し、適切な初期対応を行いつつ、原因検索を進めることが出来る。
便秘の原因を明らかにし、それに対する適切な処方が出来る。
肝機能障害を有する患者に対し、適切な検査を行いその原因を明らかにすることが出来る。
腹水穿刺を安全に施行し、その腹水の性状から原因を明らかにする事が出来る。
緩和・終末期医療を必要とする患者とその家族に対し、全人的に対応するために心理的社会的側面への配慮が出来る。
基本的な緩和ケア(WHO方式がん疼痛治療法をふくむ。)が出来る。
告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
【学習法略】
主治医の指導の下で担当医として入院患者の診療にあたる。
内視鏡検査・治療の介助につく。
生理機能検査室にて患者の腹部超音波検査を行う。
腹部症状を有する救急患者の診療にあたる。各種カンファレンスに参加する。
【評価】
研修を進める過程において適宜、自己および指導医による形成的評価を行う。
研修終了時に指導医による総括的評価を行う。
■血液疾患
【経験すべき主要疾患】
貧血(鉄欠乏性、二次性)・白血病・悪性リンパ腫・出血傾向・紫斑病(DIC)
【行動目標】
血液疾患に特徴的な症状と理学的所見について理解し鑑別診断を身につける。
貧血、出血傾向、リンパ節腫脹、肝脾腫、皮膚症状など鑑別診断
各主要疾患の鑑別に必要な基礎的な問診・検査手技とその評価法を身につける。
血算、血液像、鉄代謝マーカー・クームス検査・骨髄検査・・補体など。
DICの診断と治療を身につける。
原因となる疾患の理解・特徴的症状と血液凝固系検査・抗凝固療法や線溶療法など
血小板減少性紫斑病の診断と治療を身につける。
骨髄穿刺と骨髄像の解釈・ステロイド療法・安静の指示
■内分泌・栄養・代謝系疾患
【経験すべき主要疾患】
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)・高脂血症・蛋白および核酸代謝異常(高尿酸血症)・視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)・甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)・副腎不全
【行動目標】
糖尿病とその合併症の診断・教育・治療を身につける。
特徴的症状・診断基準・病型分類・コントロールの評価・合併症検査
糖尿病の管理と治療を身につける。
食事療法、運動療法の指示・経口糖尿病薬、インスリン療法の適応・患者教育
高脂血症の特徴的な症状と検査所見を理解し、治療を身につける。
食事療法・運動療法の指示・薬物療法の適応
甲状腺疾患の特徴的な症状と検査所見を理解し、治療を身につける。
甲状腺の触診・エコー検査・自己抗体・甲状腺シンチグラム・薬物療法
副腎疾患の特徴的な症状と検査所見を理解し、治療を身につける。
内分泌的検査・副腎画像診断
■腎・透析・尿路系(電解質、体液バランスを含む)疾患
【経験すべき主要疾患】
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)・原発性糸球体腎炎(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)・全身疾患による腎障害(糖尿病性腎症)・泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
【行動目標】
蛋白尿、血尿の鑑別診断を身につける。
診断の進め方・腎生検の適応と組織所見・画像診断
浮腫の鑑別診断を身につける。
浮腫の視診、触診・浮腫の病態生理の理解・ネフローゼ症候群の診断基準
腎不全(急性・慢性)の鑑別診断と治療法を身につける。
急性腎不全(腎前・腎・腎後性の分類)の原因の推測と治療
透析治療の理論と、その導入と維持について理解する。
腎炎(急性・慢性)の鑑別診断と治療法を理解する。
疾患についての理解・検査所見の評価
電解質異常の鑑別診断と初期治療を身につける。
検査所見の見方、高カリウム血症の初期治療
尿路結石の特徴的症状を理解し、診断と治療を身につける。
特徴的症状の問診と理学的所見・原因検索・内科的初期治療・泌尿器科的治療の適応
透析患者への投薬の原則について理解する。
尿路感染症の診断と治療を身につける。
細菌学的検査結果の評価・逆流性疾患の検索・抗生物質療法
■高齢者医療
【経験すべき主要疾患】
高齢者の栄養摂取障害・その他の老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
【行動目標】
高齢者の特性を理解し、年齢に配慮して適切に面接・診察・治療にあたることができる。
家族構成(独居を含む)、家庭介護力に配慮した適切な診療計画を立てられる。
在宅医療や在宅介護のシステムを理解し、住診・訪問看護・介護について適切に指示できる。
介護保険制度について理解し、主治医意見書を書くことができる。
ケアマネージャーなどの在宅介護スタッフと適切にコミュニケーションがとれる。


3)外科

3)外科
【一般目標】
すべての臨床医に必要な外科的治療の対象疾患の診断・治療について学び理解することを目標とする。
【経験すべき主要疾患】※1
急性腹症:急性虫垂炎・消化管穿孔・腸閉塞
その他:胆石・肛門疾患・そけいヘルニア・胃癌・大腸癌・乳癌
【行動目標】
臨床医として必要な創傷処置の理論と手技を身につける。
簡単な外傷の一時処置(洗浄・縫合など)・熱傷の局所処置・局所麻酔
急性腹症の鑑別診断・手術適応について理解し、緊急手術に参加する。
緊急手術の術前準備・患者への説明・指示だし・術後感染対策とドレーン管理
待機手術の術前検査・術前リスク評価を行い、術前カンファレンスに参加する
胆石・胃癌などの症例で術前・術後をうけもつ
悪性疾患の外科的治療について、患者への説明とその後のケアについて学ぶ。
手術以外の治療法の検討・精神的ケア
手術に参加し、その概要について学ぶ。
手術基本手技の経験・手術室スタッフとの連携


4)麻酔科

4)麻酔科
【一般目標】
気管内挿管などの手技の習得
全身麻酔時の血圧などの全身管理。
【到達目標】
上記の一般目標である
気管内挿管などの手技の習得
全身麻酔時の血圧などの全身管理。
を問題なくこなせる。

【指導者】
・中村浩司

【週間予定】
・手術麻酔 :月曜日~金曜日
・外来 :月曜日
・カンファレンス :木曜日午後(外科と合同)
・症例検討等 :毎日夕方


5)救急部

5)救急部
【一般目標】
救急医療は初期、二次、三次救急医療に分けられている。
当院ではそのすべてに対応している。
救急医療は医の原点であるという認識に基づき、救急疾患の初期対応に必要な技術と知識を習得し、臨床医としての基礎的な能力を獲得することが目的である。
【到達目標】
バイタルサインの把握ができる。
身体所見を迅速かつ的確にとれる。
重症度と緊急度が判断できる。
二次救命処置ができ、一次救命処置を指導できる。
頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。
専門医への適切なコンサルテーションができる。
災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。
感染管理を理解し実践できる。


6)小児科

6)小児科
【一般目標】
すべての臨床に求められる小児医療の知識と技術の習得を目標とする。
特に小児および家族との良好な医師※患者関係の確立と、小児の発達に応じた診療・治療能力の獲得を重視する。
【経験すべき主要疾患】
小児けいれん性疾患・小児ウイルス感染症(麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性発疹、インフルエンザ等)・小児細菌感染症・小児呼吸感染症・小児喘息・小児消化器疾患・先天性心疾患
【行動目標】
小児や親と適切なコミュニケーションをとる技術を身につける。
無用に不安を与えることなく子どもと接すること・親の不安によりそう態度でのぞむこと
小児の急性疾患の診察、鑑別診断と治療法を身につける。
発熱、嘔吐、けいれんなどの主要兆候についての鑑別診断・小児薬用量の理解
小児の代表的流行疾患において、診断・治療・見通しの説明ができる知識を身につける。
水痘・おたふくかぜなどのウイルス性疾患の自然経過を学ぶ。
予防接種の必要性と有効性を理解し、適切に説明し安全に接種する知識と技術を身につける。
予防接種スケジュールの理解・海外渡航に際する知識を身につける。
小児の全身状態を把握し、緊急性のある状態を見逃さず適切に小児科専門医との連携がとれる。
小児の意識状態・呼吸循環状態の観察法の修得・適切なコンサルテーション技術
小児に対する簡単な処置を経験し、時間外の一次処置ができる能力を身につける。
【基本手技・特殊検査】
小児の年齢に応じた問診・診察法
小児に対する薬物療法(小児薬用量)
小児の抑制法
小児の末梢静脈の確保
小児の採血
小児の皮下注射(予防接種)
小児の超音波検査(腹部など)
小児のレントゲン検査と読影
小児の健康診断(乳児健診)
小児の救急蘇生
感染症の迅速診断(溶連菌など)


7)産婦人科

7)産婦人科
【一般目標】
産科・婦人科患者を自ら診察し、適切な初期診断を行う積極性と技能を修得し、専門医に移管するまでの初期診察を行う技術を習得する。
女性であり、母性である産科・婦人科患者の実態を理解し、いたわりの心をもってその診察にあたる態度を身につける。
【経験すべき主要疾患】
妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳腺炎、産褥)
女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む)、不正性器出血、更年期障害、外陰・膣・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)
【行動目標】
■産科
産科患者の問診を行い、診断に必要な事項を聞き出し、記録できる。
産科的一般診察を行い、所見を性格に記録できる。
妊婦の診断法を確実に行い、その結果を適正に判断できる。
妊婦および褥婦の外来における診察を補助し、家庭における健康管理ついて患者に指示できる。
正常分娩の介助を各期にわたって行うことができ、早期に異常を発見し、専門的処置の必要性を判断し、その実施の依頼または指示ができる。
異常分娩で救急を要する患者の応急処置を行うとともに、専門的処置の準備をととのえ、または、転送の実施および指示ができる。
分娩直後の新生児の処置および一般的診察を行うことができる。
呼吸循環不全の新生児の、応急処置および蘇生術を行うことができ、専門医師に移管するまでの指示を与えることができる。
産科救急患者の初期診察を行うことができる。
(1) 流早産の応急処置ができる。
(2) 重症妊娠中毒症の応急処置ができる。
(3) 妊婦後半期および産褥大出血の応急処置ができる。
■婦人科
婦人科患者の問診し、診断に必要な事項を聞き出し、記録できる。
婦人科的一般診察を行い、所見を正確に記録できる。
主な婦人科疾患に必要な診断を計画し、実施または指示できる。
主な婦人科疾患の治療および教育計画をたてることができる。
婦人科緊急患者の初期治療ができる。
(1) 性器出血の応急止血法を実施でき、鑑別診断の実施または指示ができる。
(2) 腹腔内出血の有無を早急かつ正確に診断し、応急処置ができる。
(3) 骨盤内腫瘍の茎捻転および破裂を鑑別診断し、緊急手術の必要性を判断できる。
(4) 骨盤内炎症の存在を発見し応急処置ができる。


8)精神科

8)精神科
【一般目標】
精神科における基本的診察(面接、診察、検査、診断、治療)の理解と実践
研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に行う能力を獲得することにある。
【経験すべき主要疾患】
症状精神病、痴呆(血管性痴呆を含む。)、アルコール依存症、気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)、統合失調症(精神分裂病)、不安障害(パニック症候群)、身体表現性障害、ストレス関連障害
【行動目標】
チーム医療の基本行動ができる。
新患の予備面接ができ、ICD10(またはDSMIV)の診断ができる。
精神療法の基本を身につける。
精神科的な救急の基本対応(不安状態、興奮状態、うつ状態、自殺企図の診察)ができる。
ケース検討を経験する。


9)地域保健医療

9)地域保健医療
【一般目標】
「健康とは、肉体的、精神的および社会的に完全によい状態にあるということであり、単に疾病または虚弱ではないということではない」というWHOの定義にもあるように、人間は肉体的、精神的のみならず社会的な存在であることを正しく理解する。
医療機関で目の前にいる患者の全身を診ることが出来れば全人的医療ということではなく、患者の存在する家庭、地域、職場といった社会環境をも包含して診る能力を身につける。
【行動目標】
へき地医療拠点病院である済生会日田病院にて、へき地巡回診療を通して、対象地域の地形、交通事情、産業と生活状況等について理解し、へき地医療の問題点を考える。
へき地医療拠点病院として、県からの要請を受け、へき地診療所への代診医派遣への同行を通して、診療所の役割について学ぶ。
診療所で必要とされる知識・技能・態度を習得するとともに、プライマリ・ケア、家庭医に必要な知識・技能・態度が何かを学ぶ。
訪問診療、訪問看護に同行し、医療活動の状況を知る。
大分県西部保健所の役割(地域保健・健康増進)について理解し、実践を学ぶ。


10)整形外科

10)整形外科
【一般目標】
四肢、脊推の救急疾患および外傷に対応できる基本的診断能力を習得する。
さらに運動器慢性疾患の重要性と特殊性について理解し、疾患部位の適切な診察法ならびに単純X線の読影を習得する。
【頻度の高い症状・疾患】
腰痛、頚部痛を来たす疾患の臨床的な鑑別診断を行う。さらに単純X線、CT、MRI、ミエログラフィーの読影を行う。
変形性関節症の経過および病態を理解する。また、関節内注入等の保存的治療法を習得する。
骨折の合併症、特に偽関節の治療方法を理解する。
スポーツ傷害、特に靭帯損傷の診断を行う。
慢性関節リウマチについて内科的治療および外科的治療を理解する。
【緊急を要する症状・病態】
骨折、脱臼の保存的治療を習得する。
開放創の初期治療が行える。
切断肢、指について初期治療を理解する。
【経験することが望まれる疾患】
脊推、脊髄疾患の鑑別を中心にした診断の基本を習得する。
単純X線、MRIによる骨腫瘍の診断を行い、それぞれの治療方法を理解する。
先天性疾患を経験し、各々の疾患を理解する。
足の外科、手の外科について、種々の疾患を理解し、鑑別診断、治療方針の決定が行える。
四肢の末梢神経損傷および傷害について鑑別診断が行える。
術後の後療法の重要性を理解し、その指導が行える。
松葉杖歩行を理解し、その指導が行える。
各種理学療法を理解して、その処方ができる。
【行動目標】
臨床医として必要な整形外科疾患の理論と手技を身につける。
救急患者の処置及び緊急手術に対する適応を理解し手術に参加する。
待機手術者の術前検査、術前リスク評価を行い術前、術後に患者を受けもつ。
患者家族への説明とその後のケアについて学ぶ。
学会活動、カンファレンス等に積極的に参加する。


11)脳神経外科

11)脳神経外科
【一般目標】
脳神経外科疾患の基本的知識の理解とそれらの疾患の診断、治療方針、手術手技の基本を修得することを目標とする。なお、研修期間によっては、本プログラムの一部に限定した内容を研修することとなる。
【行動目標】
患者及びその家族との良好なコミュニケーションの維持を図る。
日々の患者の診察、採血、そのデータの評価、カルテの記載を実行する。
神経学的診察法を習得し、各所見に基づく神経学的局所診断を学ぶ。
主要な神経症候についての鑑別診断の手順を学ぶ。
意識障害患者に対する神経所見の取り方、対処法を習得する。
主要な検査手技(腰椎穿刺、脳血管撮影)を習得し、検査結果の適切な判断を学ぶ。
カンファレンスにおいて、新患、問題症例、手術前後の患者についての全身状態・神経所見・検査結果等を的確に報告する。
術前に予定術式を、また術後に術中所見を的確に報告する。
手術患者の術前の諸準備と術後の管理計画を行う。
手術に際し、その内容を良く理解し手術が円滑に進むように手助けする。
術者として脳室ドレナージ術、慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫洗浄術、シャント手術、頭蓋形成術、気管切開術などを経験する。
救急患者、急変患者に対する適切な処置法(気管内挿管、中心静脈ラインの挿入、レスピレーターの使用法)を習得する。


12)形成外科

12)形成外科
【一般目標】
創傷治癒の基本原則の理解と創傷処置の基本手技の習得によって、急性および慢性創傷の処理を正しく行うことができる。
醜形の改善が患者精神的社会復帰に果たす役割ついて理解できる。
【目標達成】
外科的処置および手術に必要な全身管理と手技を指導医のもとで実践しながら習得する。
また、縫合、植皮術などの形成外科的基本手技を実際に行うことで習得する。
研修項目は、疾患によって以下のごとく分類されており各々担当し研修する。
新鮮熱傷:全身熱傷に対する診断(熱傷面積と重症度)および治療(全身管理と手術)の基本的な知識と技術を習得する。
顔面骨骨折および軟部組織損傷:顔面の臨床解剖を理解し、主訴と診察所見からその骨折部位や重要器官の損傷部位を診断し治療法を検討する。
唇裂・口蓋裂:解剖学的異常を理解し、それに対する手術術式の理論を習得する。
また、同時に構音・嚥下機能について基本的な知識を身につける。
手・足の先天異常と外傷:手足の機能解剖を理解し、手術の手技や技術について学ぶ。
その他の先天異常:小耳症を中心とした耳介の先天異常などの手術に参加することで、その発生機序や治療法について学ぶ。
母斑・血管腫ほか良性腫瘍:皮膚良性腫瘍の診断と手術を中心とした治療について学ぶ。
悪性腫瘍切除後の再建:悪性腫瘍に対して行う関連各科とのチーム医療に参加し、その重要性とあり方について学ぶ。また、植皮・皮弁・筋皮弁など組織移植について基本的知識と手技を学ぶ。


13)放射線科

13)放射線科
【一般目標】
一般臨床医としての基本的知識と技術を習得するとともに、放射線診断・IVR、放射線治療、核医学診断についての基本的知識、基本的な技術を習得し、各種疾患患者に対して的確な対応がとれる能力を獲得することにある。
また、診療放射線技師、看護師との連携を通して、組織として高い医療レベルを保つために何が医師に求められているかを習得する。
【放射線診断・IVRの行動目標】
単純X線、X線造影検査(消化管透視、血管造影など)、消化管内視鏡検査、CT、MRIなどの画像診断の基本と読影能力の基礎を身につける。
臨床各科とのカンファレンスに出席する。
IVRの適応、手技の実際について、その概要を把握するとともに、診察、治療計画、手技、術後管理、効果の基礎を習得する。
【放射線治療の行動目標】
放射線治療の基本的な基礎と臨床を習得する。
悪性腫瘍患者に対する病名告知ならびに対応の仕方を習得する。
生物学的基礎(臓器および疾患別放射線感受性、治療可能比、酸素効果、回復作用、分割照射、多分割照射)ができる。
各種放射線治療装置の原理と特徴を理解し、それらの利用方法を述べることができる。
位置決め、照合、治療計画システムの概要と役割が理解できる。
外部照射の各方法と特徴および腺量分布を理解し、それらの適応される疾患名を述べることができる。
患者を担当することで、固有の急性有害事象と患者管理の方法を習得する。
【核医学診断の行動目標】
核医学検査の基本的知識を習得し、放射線医薬品の投与と読影を習得する。
核医学装置の原理と特徴を理解する。
放射線医薬品の取り扱いに関する法律ならびに注意事項を理解する。
放射線医薬品の投与に際する注意点を理解し、簡単な手技(静注)を行うことができる。
肺血流、下肢ベノグラフィーの適応決定と読影ができる。
心筋シンチの適応決定と読影ができる。
肝、胆、膵、消化管出血シンチの適応決定と読影ができる。
炎症腫瘍シンチの適応決定と読影ができる。
骨シンチの適応決定と読影ができる。
甲状腺、副甲状腺、副腎シンチの適応決定と読影ができる。
放射線内用療法の適応の決定と手技(静注)を行うことができる。
【週間予定】
(AM) (PM)
外来業務 各種IVR 読影業務
放射線治療 放射線治療 読影業務
内視鏡検査・透視等 各種IVR 読影業務
病棟回診 各種IVR 読影業務
放射線治療 放射線治療 読影業務

1.研修開始時期 2018年4月1日
2.研修医の処遇 常勤
一年次の支給額(税込み) 基本手当/月(28万円)
ニ年次の支給額(税込み) 基本手当/月(30万円)
研修手当 賞与/年(75万円) 賞与/年(121万円)
時間外、休日手当有
勤務時間8:30~17:24 時間外勤務有
休暇 有給休暇(1年次:15日、2年次:20日)夏季、年末年始休暇有
当直 回数(約3回/月)
研修医の宿舎 住宅手当 40,000円
病院内の個室 有(1室)
社会・労災保険 公的医療保険(協会けんぽ) 公的年金保険(厚生年金)
労働者災害補償保険法の適用有、雇用保険有
健康管理 健康診断(年2回)
医師賠償責任保険 病院において加入する(個人加入望ましい)
外部の研修 学会、研究会等への参加有、参加費用支給の有
3.研修医の募集及び採用方法
プログラムに関する問い合わせ先 加地 正英(カジ マサヒデ) 内科部長
資料請求 辛川 幸久(カラカワ ユキヒサ) 担当者 総務課
住所 〒877-1292 大分県日田市大字三和643-7
電話 0973-24-1100
FAX 0973-22-1269
E-Mail jinji@saiseikai.hita.oita.jp
資料請求・お問い合わせ 資料請求・お問い合せまで
URL http://saiseikai.hita.oita.jp
募集方法 公募
応募必要書類 履歴書、卒業(見込み)証明書、成績証明書
選考方法 面接
募集時期 平成29年7月1日から
選考時期 平成29年8月1日頃
マッチングの利用

医師臨床研修

初期臨床研修を「済生会日田病院で」と考えている方へ 初期臨床医研修募集 臨床研修プログラム 臨床研修カリキュラム
当院の臨床研修到達目標(PDF) 後期臨床研修医募集 地域医療研修が始まりました(東京都済生会中央病院から)(Lastupdate:2010.8)-PDF 医学部生見学及び実習生募集(Lastupdate:2010.10)-PDF
医学生等奨学金制度