当院のご紹介Facility information

大分県地域生活定着支援センター

センター紹介

 当センターは、刑務所や少年院などの矯正施設に収容されている人のうち、高齢者や障がいを有する人を対象として、こうした人たちが釈放されたあと、安心して地域社会に戻ることができるように、生活の場の確保や必要な医療福祉サービスの利用などについて支援しています。また刑事司法手続の入口段階にある被疑者・被告人等のうち、高齢や障がいによって、地域社会において困難を抱える人たちを対象とした支援も提供しています。

 なお、こうした支援は、地域生活定着促進事業に基づくもので、当センターは大分県から委託を受けて事業を実施しています。センターの開設は平成22年6月で、済生会としてはじめてこの事業を受託し、全国ではじめて医療機関を母体とするセンターとして業務を開始しました。以降、刑事司法関係機関、地域の医療福祉関係機関等と連携・協働しつつ、犯罪や非行をした人の中で、医療や福祉の支援を必要とする人たちの社会復帰と地域生活を支えています。

(センター長 御手洗和也)

運営方針

  1. 1.支援対象者の意思及び主体性を最大限に尊重し、常に誠意ある態度で接する。
  2. 2.活用できる社会資源の状況等を十分に踏まえ、継続的かつ計画的な福祉サービス等の利用が行われるよう配慮する。
  3. 3.業務遂行に当たっては、支援対象者及び関係者のプライバシーの保護に留意し、個人情報の管理には適切な対策を講じるなど万全な体制を整える。
  4. 4.業務の遂行に当たっては、常に公正かつ中立的な姿勢を保持するよう心がける。
  5. 5.本事業を効率的・重点的に実施する観点から、地域の総合力を生かした事業の実施に当たるよう努める。

業務概要

1.コーディネート業務

  • 矯正施設から地域社会への橋渡し(出口支援)
  • 住まい(入所施設や一般住宅)の確保
  • 医療・介護・障害福祉サービスに関係する手続き
  • 年金や生活保護などの経済基盤の確保に係る手続き

2.フォローアップ業務

  • コーディネート業務に続く、地域社会での生活を支える支援
  • 住まいとなった入所施設や関係する機関に対する支援

3.被疑者等支援業務

  • 被疑者・被告人に対する支援(入口支援)
  • コーディネート、フォローアップ業務と同様の支援

4.相談支援業務

  • 本人、家族、関係機関等からの相談に広く対応

5.関係機関等との連携及び地域支援ネットワークの構築

  • 犯罪や非行をした人たちの支援に係る啓発活動
  • 関係機関や広く県民を対象とした啓発に係るセミナーの開催

活動情報

苦情解決のための取り組み

 当センターでは、苦情の解決に関する規定を整備し、当センターによる支援に係る苦情の解決について適切な対応を図り、当センターを利用する人たちの信頼に応えるとともに、福祉サービスの向上に努めることとしています。

苦情の受付

 苦情受付担当者が随時受付いたします。
 受け付けた苦情は、苦情解決責任者に報告するとともに、当センターの事業を所管する大分県の部署等で構成する定例連絡協議会に報告します。

苦情の解決

 苦情解決責任者は、苦情申出人と話し合い、解決に努めます。
 解決が困難と判断した場合は、定例連絡協議会に報告して解決に向けて協議します。
 苦情解決責任者は、改善を約束した事項について、苦情申出人及び定例連絡協議会に対して、その後の状況を報告します。

苦情の公表

 苦情の解決結果について、ホームページや広報誌等に掲載します。
 なお、当センターの開設から現在に至るまで、苦情の申し出はありません。

そのほか

 解決できない、納得できない、言い出しにくいような場合は、大分県社会福祉協議会に設置された大分県福祉サービス適正化委員会(電話097-558-0301)に相談することができます。

交通のご案内

大分県地域生活定着支援センター
住所:〒870-0021
大分県大分市府内町1丁目6-11 小財ビル2階
TEL:097-536-5105 FAX:097-536-5106

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