乳がんの早期発見・治療を目的に、最新のトモシンセシスとプライム機能を備えた、デジタル式乳房撮影装置（ドイツ・シーメンス社製）を導入しました。 この二つの機能を備えた装置は、大分県内では、当院が初めてとなります。(平成２６年4月1日現在)
これは、Tomography（断層）とSynthesis（統一、合成）という意味の言葉を組み合わせた新しい撮影技術です。日本人女性の乳房は高濃度乳腺が多く、従来の2D画像では乳腺内に隠れて見えなかった病変が、スライスすることにより確認でき、これまでと比べ精度の高い検査で乳がんの早期発見につながります。
また、プライム(PRIME)機能を搭載したことで、最大30% の低線量撮影(グリッドを使用した場合と比較し照射線量を低減)を実現しました。
精度の高い検査を、これまで以上に安全にご提供いたします。

当院は、日本乳がん検診精度管理中央機構が定める、検診精度や撮影技術等の基準を満たしたマンモグラフィ検診施設画像認定施設です。マンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために、撮影装置や実際に撮影された写真、撮影に要したX線の量などを評価し、検診に必要とされる基準をすべて満たした施設を認定施設とするものです。基準を満たすためには、撮影装置等の毎日の精度管理や、高い撮影技術が要求されています。
当院では、女性技師が撮影を担当しますので、安心して受診してください。

2017年8月31日　乳腺センター主催の院内研修会：アピアランス（整容）ケアを開催しました。福岡の株式会社ワコールの方に講師をお願いし、乳房手術後の下着について話してもらいました。
看護師を初め、医師、放射線技師、臨床検査技師、作業療法士、栄養士の方が興味を持って参加してくれました。実際に商品を見て、手に取り話しを聞きました。参加者からは「下着の選び方や特性がわかりやすく、術式の状態に合わせていろんな種類がある事を知れてとても勉強になりました。」と意見がみられました。
次回はメイクやネイルのケアについての話を開催したいと思っています。