診療科・部門Medical subjects

臨床工学部

スタッフ紹介

乙咩 崇臣

臨床工学部長

國武 憲章

臨床工学部技士長

臨床工学部長(医師) 1名
臨床工学技士 7名

業務内容

血液透析業務

現在20名超の患者さんに対し週3回、1回4~5時間の透析治療を行っています。臨床工学技士は透析に必要な逆浸透濾過水処理装置、透析液供給装置、透析用剤溶解装置を用いて透析用水や透析液の作成、ベッドサイドの透析用監視装置の操作管理、保守点検等を行っています。

名称 メーカー 規格
ダイアライザ
(主に機能分類Ⅰa型を使用)
ヘモダイアフィルタ
(I-HDF)
東レ、
旭クラレメディカル、
ニプロ
APSシリーズ(UA,MA)、
NV,NFI-HDF用(FIX、NVF)

透析液の清浄化について

近年、透析に使用する透析用水ならびに透析液について細菌、エンドトキシンの低減が求められています。当院では透析用水ラインに専用限外濾過膜、透析液ラインにエンドトキシン補足フィルタを設置、定期的に透析用水ならびに透析液ラインの薬液消毒を行い清浄化に努めています。

透析室

透析室

東レ TR-3300M

東レ TR-3300M

その他の血液浄化業務

救急ユニットには多用途血液処理用装置ACH-Σ(シグマ)を設置、急性血液浄化を含む以下の療法に対応可能です。

血液浄化法 内容
CRRT
(持続的腎機能代替療法)
腎不全に加え循環動態が悪化した重症例に使用、24時間連続して行う腎代替療法で緩除に溶質除去、除水を行います。
エンドトキシン吸着療法 エンドトキシン血症またグラム陰性菌感染症によると思われる重症病態の改善を図ります。
CART
(胸・腹水濾過濃縮再静注法)
胸・腹水中の有害成分を除去しつつタンパク成分を回収、再度静注し血中タンパク濃度を維持します。

内視鏡検査・治療

内視鏡室では、外来・入院患者さんの上部消化管・下部消化管内視鏡検査・治療等を行っています。一昨年導入したハイビジョン内視鏡装置やカメラ、その他周辺機器の保守管理や検査治療の介助などを目的とし、消化器内視鏡技師の資格を取得した専任臨床工学技士を配置しています。

人工呼吸器管理業務

重度の呼吸不全に対応すべく救急ユニットには高度な呼吸管理に対応可能な以下の人工呼吸器、ならびに挿管が不要なNPPV(非侵襲)マスク式人工呼吸器を設置しています。

挿管対応機種 ART-300 サーボair
非挿管対応機種(NPPV) ART-300 V60
ネーザルハイフロー ART-300 Mediox60

医療機器管理

一部の医療機器について中央管理を行っており、日常点検、定期点検、保守等を行い医療機器の安全性の向上に努めています。また稼働率の把握により適切な定数把握を行い、運用の効率化を図っています。

  • 中央管理機器 (輸液・シリンジポンプ、低圧持続吸引器、除細動装置、AED等)

その他

IABP(大動脈バルンパンピング)、PCPS(経皮的心肺補助装置)、ペースメーカ、心臓カテーテル検査、ECMO(体外式膜型人工肺)、OP室機器点検業務

特色

治療に医療機器を要する様々な病態への臨床技術提供、医療機器の中央管理

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