救急ユニット(HCU/救急病棟)
看護師長 高倉 良枝
救急ユニットは、HCU8床と救急病棟(重症患者対応6床、一般9床)で構成されています。手術室、心臓カテーテル検査室と同じ階に作られており、手術後や重症化した入院患者さんの全身管理ができるように設計されています。
HCU
HCUは、最重症の患者さん、手術直後の患者さん、急性冠動脈疾患の患者さんなどを対象に全身管理を行っています。
医師や臨床工学技士、医療ソーシャルワーカー等のコメディカルと協力しながら患者さんの早期回復に向けた治療やケアが提供できる体制を整えています。
循環呼吸監視モニターやハイレベルの人工呼吸器を装備し、体外血液浄化装置も稼働可能です。また、陽圧・陰圧の個室も設置しており、感染症に対応しています。
HCUフロアからは、心臓カテーテル室に通じており、急性冠動脈症候群のカテーテル検査後の管理や、IABP(大動脈バルーンパンピング)などにも対応できる体制となっています。
救急病棟
救急病棟は観察入院や短期入院の患者さん、全身管理が必要な重症の患者さんまでを幅広く受け入れています。
重症患者対応可能なベッドには循環呼吸機能の監視モニターとハイレベルの人工呼吸器を設置し、準HCU的に使用可能です。
高気圧酸素療法装置も救急病棟にあり、さまざまな疾患の治療に効果を発揮しています。
また、一般病床は比較的ゆったりとしたスペースを確保し、騒然となりがちな救急病棟にあっても、患者さんの安静が確保できるように配慮しています。
特色
最新の医療機械だけでなく、生命の危機状態にある患者さんや手術後の患者さんに対し、ご家族の皆さんの意見を尊重し、苦痛や不安が軽減し、安全・安楽に入院生活を過ごして頂けるよう日々研鑚しています。
看護部紹介